わきがの原因と対策

わきがとは


汗をかいた後などに自分の体臭が気になるという場合、「わきが」である可能性があります。わきがというのは、わきの下の汗が原因で生じる悪臭のことをいいます。腋臭症と呼ばれることもあります。病気ということではなく、体質の一種と考えられています。

周囲の人が悪臭で不快になるということから、本人だけなく周りの人間にとっても悩みの種であるといえます。本人も自分のにおいを気にして対人関係を避けるようになったりして日常生活に支障をきたす場合もあります。中にはうつ病などの精神疾患を患う場合もあるようです。

こういった状況を回避するためにもわきがについて、しっかりと理解し、治療に取り組んでいくのが大事であるといえます。

わきが 原因


原因としては、遺伝的なものがあります。親がわきがである場合には、子供もわきがになる可能性は高いようです。片方の親がわきがだと50%の確率で、両方の親がわきがだと80%に確率で遺伝するということなのでかなり高い確率といえます。

他には食生活も関係しています。昔の日本人は野菜や穀物が中心の食事でしたが、最近では肉や乳製品なども多くとるようになり、そういった高脂肪食品が結果的に強烈な体臭を引き起こすことも多いようです。欧米人の体臭がきついのもこういった食生活が関連しているといわれています。

また、女性はケーキなどの甘いものが好きという方は多いですが、こういった乳製品を好んで食べている方はわきがのリスクも高くなるようです。

他にも食事とわきがには関連が多いようなのでしっかりと食生活を見直すことも大事だといえます。わきがのにおいを強くする原因としては次のようなものがあります。

・偏食 ・インスタント食品などの添加物を多く含む食品の摂取
・早食い、大食い ・酒、たばこ ・糖分、塩分の過剰摂取


お菓子やインスタント食品、ファーストフードなどには保存料や添加物が含まれていてそうした食品添加物が血流を悪くしたり、内臓器官の不調を起こしたりして体臭が強くなりワキガになることもあるようです。また、あんまり噛まずに食べているとついつい食べすぎてしまい肥満になりやすくなります。

肥満になることで身体が重くなって運動不足になり汗がベッタリとしやすくなってしまい脇からの臭いが強烈になるということもあります。しっかりと噛んで食べることで食事の量を抑えて肥満も防止しやすくなります。

わきが 治療法


根本的に治す方法としては、手術が有効です。わきがの原因であるアポクリン汗腺を取り除くことによって
においのもとになる汗をなくすことができるようです。
クリニックによって細かい方法などは異なってきます。切除、削除、吸引、超音波などがあります。

また、手術以外にも病院で行う治療として、ボトックス療法、薬物療法などがあります。こういった手術に抵抗がある場合には、症状を和らげるような生活改善などが有効です。軽度なものであれば生活習慣の改善や、市販のデオドランド用品を使うことによって周囲も気にならないレベルまで改善することができるようです。

デオドラント製品を大きく分けると「制汗剤」「殺菌剤」「消臭剤」の三つに分けられますが、殺菌剤が一番効果があるようです。清潔を心がけ、食生活も改善することによって少しづつ改善しますので、自分に合った方法で治療を続けるようにしましょう。

補足として、実際はわきがではないのに、自分をわきがだと感じる自己臭恐怖症というものもあるようなので、こういう場合は、皮膚科などに行って、本当にわきがなのか診断してもらったほうがいいかと思います。

他の病気にも言えることですが、一人で悩んでいると症状を改善することは難しくなってきますのでしっかりと専門医に相談し、周囲の協力や助けを得ながら改善していくようにしましょうね。




  

コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。